雨水ポンプ場ネットワーク計画について
近年の集中豪雨の増加に伴い,既存雨水排水施設の能力を超える雨水流出が頻繁に生じている。また多くの大都市では雨水ポンプ場の老朽化に伴い再構築の時期を迎えている。雨水ポンプ場ネットワークは,雨水整備水準の向上(浸水対策)と再構築対策を効率的に実施する一手法として考案されたものである。(財)下水道新技術推進機構では,平成18年5月から平成20年3月に民間企業との共同研究を行い,その成果を「雨水ポンプ場ネットワーク計画策定マニュアル」としてとりまとめた。本稿では,雨水ポンプ場ネットワークによる計画手法,施設規模の設定方法および効果検証について紹介する。
雨水排水施設 雨水ポンプ場 ネットワーク計画 浸水対策
松島修 高瀬行廣 西村寛信
下水道新技術推進機構 研究第二部
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2008-10-27（万方平台首次上网日期，不代表论文的发表时间）